テキサス州の州都オースティンから車で1時間半ほど西に行ったところにFredericksburg(フレデリックスバーグ)という街があります。
ドイツ移民によって開拓されたことから、メインストリートには今でもドイツ系のレストランやショップがたくさん立ち並んでいる「ドイツ村」です。
そんなFredericksburg(フレデリックスバーグ)には、アメリカで唯一の太平洋戦争(第二次世界大戦)の博物館「National Museum of the Pacific War」があり、そのクオリティーがかなり高いのでご紹介いたします。
太平洋戦争ミュージアム 基本情報
太平洋戦争ミュージアムはFredericksburg(フレデリックスバーグ)の中心に位置し、屋内と屋外合わせて50,000スクウェアフィート(4,645平方メートル)とかなり大きいです。
3つのエリアに分かれていますが、全て徒歩圏内なので移動は問題ないと思います。
National Museum of the Pacific War | |
---|---|
住所 | 340 E Main St, Fredericksburg, TX 78624 |
営業時間 | 9:00 AM – 5:00 PM *サンクスギビング・クリスマスイブ・クリスマスは休館 |
ホームページ | http://www.pacificwarmuseum.org/your-visit/admiral-nimitz-museum |
マップ |
太平洋戦争ミュージアム 料金
大人 : $15
シニア(65歳以上): $12
ミリタリー(現役・退役): $10*(要ID)
学生 : $7*(要ID)
小人(6歳以上): $7
小人(5歳以下): 無料
チケットは48時間有効なので、2日に分けて入場が可能です。
博物館は広い上に徒歩圏内とはいえ3箇所に分かれているので、1日で周りきるのは大変です。
時間に余裕があるのであれば2日に分けて見学することをお勧めします。
太平洋戦争ミュージアム 見どころ
ADMIRAL NIMITZ GALLERY(所要時間30分)
ここはFredericksburg(フレデリックスバーグ)で生まれ、第二次世界大戦でアメリカ太平洋艦隊司令長官兼太平洋戦域最高司令官として日本軍と戦ったChester W. Nimitz(チェスター・ウィリアム・ニミッツ)の生涯を展示したギャラリーです。
*現在改修中で2020年再開予定
ミュージアムの外に彼の銅像もあります。
アメリカ太平洋艦隊司令長官兼太平洋戦域最高司令官と長ったらしい階級ですが、一言でいうと太平洋戦争において海軍のトップだった人ですね。
正直私はマッカーサーくらいしか知らなかったですが、アメリカ史においては欠かすことのできないすごい人物だったようです。
GEORGE H.W. BUSH GALLERY(所要時間2時間)
このギャラリーでは歴史を時系列で説明した写真とともに、実際に戦争で使われた戦闘機や戦車も展示されています。
「日本は悪い!アメリカ万歳!」的な展示かと思いきや、ただ歴史をそのまま伝えているだけなので本当に勉強になります。
当時の日本に関する展示もたくさんありました。
このギャラリーが一番見学に時間がかかるので、時間に余裕のない人はここから見学した方ががいいかと思います。
PACIFIC COMBAT ZONE(所要時間1時間)
コンバット・ゾーンは屋内と屋外の展示に分かれていて、屋内では実際に戦争で使われた戦闘機が展示されており、屋外では戦場を再現したゾーンを実際に歩いて見ることができます。
このコンバット・ゾーンでは「第二次世界大戦・太平洋戦闘プログラム」という別料金でよりリアルな体験ができるプログラムがあります。
時間は約75分で限られた週末のみ。
私たちが行った日は対象日ではなかったので参加はしていないのですが、当時のUSアーミーやマリーン、日本兵の戦闘の様子を爆音や実際の武器とともに再現されるようです。かなりの爆音のため耳栓は支給されますが、小さいお子さんは参加しないよう推奨されています。
学生 : $5*(要ID)
小人(5歳以下): 無料
悪天候でない限りキャンセルはしないそうですが、もしキャンセルになった場合でも払い戻し不可。ただし後で入場はできます。
スケジュールはこちらでご確認ください。
まとめ
正直あまり期待せずに行ったのですが、ニューヨークなどの大都市にあってもおかしくないと思うくらいクオリティーの高いミュージアムです。
私の夫も「スミソニアン並みにすごい」と絶賛。
太平洋戦争(第二次世界大戦)に特化した全米で唯一の博物館なので必見です。
かなり広いので午前と午後で分けたり、もしくはチケットは入場後も48時間有効なので2日に分けて見学することをお勧めします。