2023年1月オレゴン州ポートランドを訪れたのですが、夫が「ライアン・レイノルズのジン蒸溜所に行きたい」というので「アビエーション・アメリカン・ジン」に行ってきました。
ハリウッド俳優が惚れ込んだというジンに興味がわいて行っただけで、ジンは飲んだ経験がほぼなかった私たちですが、ガイドツアーは意外にも楽しく、そしてアビエーション・ジンを使ったカクテルもとても美味しく、大満足の1日となりました。
Aviation American Gin(アビエーション・アメリカン・ジン) 基本情報
アビエーション・アメリカン・ジンは2006年に誕生し、2012年には「Wine Enthusiast」というワインと蒸留酒 をランクづけする雑誌の中で、97ポイントという最高得点を獲得したくらい評価の高いジンとなります。
映画「デッドプール」でおなじみ、ライアン・レイノルズがバーでこのジンを気に入り、ある日アビエーション・アメリカン・ジンに
「おたくの会社を買いたいんですけど。」
といきなり電話をかけて、2018年に共同オーナーになったそうです。
2020年8月に違う会社に買収されましたが、ライアン・レイノルズはまだ株式を所有しており、アビエーション・アメリカン・ジンの広告塔として活躍しています。
Aviation American Gin (アビエーション・アメリカン・ジン) |
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住所 | 2075 NW Wilson St, Portland, OR 97209 |
営業時間 | 月〜水曜日:定休日 木〜日曜日:12時00分~19時00分 |
ホームページ | https://www.aviationgin.com |
マップ |
ガイドツアー料金
アビエーション・アメリカン・ジンでは実際の生産現場を見る事ができるガイドツアーが開催されています。
*2023年2月現在
料金は2023年2月現在、大人1人35ドルで所要時間は1時間ほど。
ツアーの最後には試飲もでき、1杯だけカクテルもついてきました。
もっと色んなカクテルを飲みたい場合は、有料ですがバーでミニカクテルを注文することができます。
予約はオンラインから。
アクセス
アビエーション・アメリカン・ジンはポートランド国際空港から車で20分程度、ダウンタウンからは5分と便利な立地にあります。
私たちの宿泊先「ハイアットリージェンシー」から車で10分弱、「ハイアットセントリック」からは5分の距離でした。
Aviation American Gin(アビエーション・アメリカン・ジン)
ガイドツアー
予約の時間が来たら、ツアー参加者は黄色の安全ベストを着用します。
まずは貯蔵エリアの廊下でアビエーション・アメリカン・ジンの歴史を学びます。
アビエーション・ジンの名前の由来は、100年以上の歴史があるジンベースのカクテル『アビエイション』から付けられたそうです。
ちなみにAviationとは飛行、航空という意味です。
ここではライアン・レイノルズの紹介が。
お次はジンを作る材料の香りをかぐ体験コーナー。
ジュニパー、カルダモン、コリアンダー、ラベンダー、アニス、サルサパリラ、オレンジピール2種。
それぞれを手に取って香りを楽しみます。
ジンの原料が何かなんて考えたこともなかったので勉強になりました。
こちらは瓶詰めコーナー。
私たちが訪れたときは作業はしていませんでしたが、運がよければ実際の瓶詰めを観察できるかも。
お次は蒸留に関して色々学びます。
全部英語なので専門用語がいっぱい出てきて、私にはさっぱり分かりませんでした(笑)
(日本語でもあんまり分からないかも)
最後はライアン・レイノルズのオフィスにて、エスケープルーム的なゲームを楽しみます。
これね、グループに何人もいると役割分担して4つパズルを解けますが、私たちが行ったときは二人だけだったので、全部自分たちでやらないといけなかったので大変でした(笑)
制限時間は15分です。
まずは「アビエーション・カクテル」の材料をドライ・バーの棚から選んで、コースターに乗せるというタスク。
これは答えが紙に書いてあるので簡単です。
すると棚の引き出しがパカっと開いて、小さな鍵をゲットします。
次はタイルパズル。
タイルをスライドさせて写真を完成させます。
ここでも完成すると引き出しがパカっと開いて鍵をゲットします。
次はデスクの上にある暖炉の飾り棚(マントル)に置いてあったトロフィーを、デスクにある同じ型をした場所にはめこみます。
完成したらデスクの下の一部がパカっと開くので、そこで出てきた鍵をゲットします。
最後は壁にあるポスターに書いてあるヒントを元に、ライアン・レイノルズが今まで出演した映画と番号を見つけます。
この不思議なボードに映画名が書かれているので、先ほどのヒントから得た番号順にボタンを押していきます。
- Detective Pikachu(名探偵ピカチュウ)
- The Proposal
- Deadpool 2
- Turbo
- Buried
- Deadpool
- Just Friends
- Green Lantern
正解したら最後の鍵をゲットします。
この怪しげな台に全ての鍵を差し込みます。
同時に全て鍵を回すと、なんと上部が持ち上がって金庫が出てきます(笑)
金庫の中にはアビエーション・アメリカン・ジンのピンがたくさん入っていて、一人1つずつもらうことができます。
良いお土産になりますね。
ツアーの最後にはジンの試飲と、このジンの名前の由来になった「アビエーション・カクテル」をいただけます。
ツアーで原料の香りをひとつひとつ嗅ぐという体験をしましたが、あの原料がこんな味になるのか!と感じながらアビエーション・ジンを楽しみました。
アビエーション・カクテルもとても爽やかな味で個人的にとても好きな味でした。
ジンのカクテルバー
ツアー終了後、まだ飲み足りない!という方は、有料ではありますがカクテルバーでまだまだアビエーション・ジンを使ったカクテルを楽しむことができます。
ツアーよりバーの方が人気(笑)
製造現場を見学しながら飲むこともできますよ。
ちなみにここのデコレーションが凝っていて、「アビエーション(飛行・航空)」という名前にちなんで時刻表があるのですが・・・。
ラスベガス行きの便のステータスが「離婚(DIVORCED)」(笑)
アメリカ人の夫に意味を聞いたところ、
「ラスベガスでは酔っ払った勢いで結婚しちゃうカップルがよくいるけど、結局離婚するからじゃない?」
とのことでした。
もちろん広告塔のライアン・レイノルズも。
メニューは6種あって、各7ドルでした。
ちなみに入店時にこんなリストバンドを付けられるのですが、それぞれ5つタブがついていて、飲みすぎないように1杯飲むごとに1つちぎっていくというシステムでした。
(つまり一人5杯まで。ツアー最後でもらう2杯も含みます。)
Negroni
Saturn
Cranberry Cosmo
どれがどれだか覚えてないのですが(笑)、どれもとても美味しかったです。
このカクテルバーではフードメニューがないのですが、自動販売機でおつまみを購入することができます。
私たちはダークチョコレートを購入してみました。
ギフトショップ
カクテルバーの隣にはギフトショップもあります。
シンプルなデザインで、普段使いできそうなものが多かったです。
トニックウォーターやスパークリングウォーターなど。
最後に
私たち夫婦はこのツアーに参加するまでジンを飲んだ事がなかったのですが、アビエーション・アメリカンジンは意外にも飲みやすくて楽しめました。
ツアー自体も楽しかったですし、カクテルバーもサイズが小さいので色んな味を楽しめるのが良かったです。
ライアン・レイノルズご本人はさすがにいませんが、彼のオフィスでのゲーム体験では彼の存在感たっぷりだったので、ファン必見かと思います。
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