【メキシコ】カンクン

【カンクン/リビエラ・マヤ】治安はいい?悪い?

この記事は約7分で読めます。

カンクンとその付近のリゾートはアメリカから近いのでアメリカ人に特に人気の旅行先ですが、気になるのはその治安。

一般的にカンクンの治安は良いと言われているものの、2018年に入ってから次々と起こる犯罪事件。

スリや置き引きならまだしも、殺人事件が多発していると聞くとさすがに心中穏やかではいられません。

今回はそんな私達の旅行までの心の葛藤と、実際に現地で注意した点などをご紹介したいと思います。

 

 

リゾートエリア付近で起きた事件

2017-2019
  • 2017年1月
    プラヤ・デル・カルメン:音楽祭での銃乱射により観光客含む5人死亡
  • 2018年2月
    プラヤ・デル・カルメン:フェリー爆発で25人負傷
  • 2018年3月
    プラヤ・デル・カルメン:フェリーでまたも爆弾装置発見
  • 2018年8月
    カンクン:8人の遺体が発見される
  • 2019年1月
    プラヤ・デル・カルメン:リゾート付近の銃撃事件で7人が死亡

・・・これだけ大きな事件が多発すると行くのもためらわれますよね。

特にカンクンの南に位置する人気観光地プラヤ・デル・カルメンでの事件が多いのが気になります。

実際にリゾートの中で起こった事件はないことで少しは安心しましたが、フェリーの爆発事件は観光客も多くいるプラヤ・デル・カルメンの港で起こっています。

私も以前行ったことがあり、街もフェリー乗り場も観光客でにぎわっていたのをよく覚えています。

幸い死者も重症被害者も出なかったようですが、「えっあんな安全なエリアで爆発事件!?」と驚きました。

そして2018年8月に起きた8人が遺体で発見された事件・・・この時私達は本気で旅行のキャンセルを考えました。

フェリー爆弾事件から6か月がたって、「このまま9月まで何も起きないで~!」と願っていた矢先のことです。

キャンセル料もかかるし、有給休暇ももうとっているし、今さら他の旅行先を考えるのもなぁ・・・と不安な気持ちで日々インターネットでカンクンの治安情報を読み漁る毎日。

 

ただこれだけ色んな犯罪が起きてもアメリカ国務省ホームページによると2018年9月時点でのTravel Advisory Level は4段階中のレベル2のまま。

レベル1:Exercise normal precautions(通常通り旅行しても大丈夫なレベル)
レベル2:Exercise increased caution(ちょっと注意すれば大丈夫なレベル)
レベル3:Reconsider travel(旅行考え直したら?なレベル)
レベル4:Do not travel(行っちゃダメ!なレベル)

そして事件の記事を読んでいるとカンクン付近で起こる殺人事件のほとんどがドラッグ絡みのよう。

観光客を狙った重犯罪は滅多に起きてないことから

 

「私たちの住むアメリカの治安だって決して良くはないけど普通に暮らせてるよね?」

 

というポジティブなんだかネガティブなんだかよく分からない考えが浮かび、結果行くことにしたのでした。

ホテルゾーン・リゾートエリアは安全

以下の3都市がカンクン付近のリゾートエリアとして人気です、この辺りのリゾート内にいる限りは安全だとされています。

ホテルゾーン:高級ホテルが並ぶ南北に細長いリゾートエリア

プラヤ・デル・カルメン (Playa Del Carmen):港町として栄え、ここからコスメルへ行く船が出ている

コスメル島(Cozumel):ダイビングなどのマリンスポーツで人気

プラヤ・デル・カルメンやコスメルを含むリビエラマヤには海岸沿いに数多くのオール・インクルーシブのリゾートホテルが立ち並んでいます。

この辺りのリゾート内で危険な目にあうことはまずないと思います。

 

スポンサーリンク

安全に過ごすには

空港とホテル間の移動は前もって予約

私たちが一番心配したのが実は空港からホテルまでの移動。

私たちの知人に実際起こった事例なのですが、レンタカーで運転中に警察官に言いがかりをつけられてお金(賄賂)を要求されたり、タクシーで移動中に警察に止められお金を要求されたりした事があるそうです。

1人は拒否したことで留置場に入れられるという事態にまで発展。

もちろんこんな事は滅多に起こらず、2人とも運が悪かったといえばそれまでですが、それを聞いていた私たちは怖かったのでレンタカーやタクシーは却下。

前もってシャトルバスをエクスペディアで予約しておきました。

 

 

タクシーでも大丈夫だとは聞きますが、ぼったくりやトラブルも多いと聞きますので旅行前から手配しておいた方が無難かと思います。

 

私たちが利用したのは 『BD Travel』 という会社の送迎シャトルサービス。

エクスペディアで予約して往復90ドルでした。

決して安くはありませんが「安全をお金で買った」と思うようにしました。

 

カンクン国際空港を出てすぐのところで待っていてくれ、チェックインも帰りのピックアップも遅延もなくスムーズでした。

レビューを見たら悪いことも書いてあるんですが、私たちは2016年と2018年の2度利用し全く問題ありませんでした。

ただし毎回ホテルまできちんと迎えに来てくれるよう、行きのドライバーにはチップを多めに渡しましたが(笑)

2018年9月に訪れた際は空港からリビエラマヤの間で何か所か検問所がありましたが、シャトルバスは止められることはなかったです。

 

 

リゾート内から出ない

ローカルのレストランやナイトクラブを楽しみたいという人もいるかと思いますが、だいたいどのリゾートにもバーやレストランが充実しています。

ホテルゾーン内であればホテルから出てもエリア全体が安全なので夜に出歩いても大丈夫なようですが、リビエラマヤではリゾートから出ない方が無難かなぁと思います。

少なくとも私たちはリゾート内だけで十分楽しめましたよ。

たくさんの現金を持ち歩かない・高級なものは身に着けない

治安はいいとは言っても、スリや盗難被害はよく起こると聞きます。

高級腕時計やアクセサリーを身に着けてたら「お金持ってるよ!」と言ってるようなものですので、なるべく注目を集めないように、華美な格好では出歩かない方がよさそうです。

 

注意:避けた方がいいシーズン

治安とは関係ないのですが、残念ながらリビエラマヤ付近では近年春から夏にかけて、特にハリケーンシーズンはビーチに海藻が大量発生するようです。

こちらは実際に私たちが滞在した2018年9月下旬の写真ですが、6泊7日の滞在のうち5日間くらいはこんな感じで「青い海!白い砂浜!」では全くありませんでした。

ホテル側は毎日海藻の除去に励んでくれてはいましたが、除いても除いても大量の海藻が打ち上げられるのでホテルスタッフに同情・・・。

とはいえ帰る日の前日になってようやく引いてきたので、ずっとこの状態が続くわけではないようですが、ビーチも楽しみたい場合は夏は避けた方がよさそうです。

スポンサーリンク

まとめ

実際にリビエラマヤに行った感想としては「安全だった」と言えます。

私たちは心配性なのでリゾート以外での場所ではかなり気を張っていましたが、空港・ホテル間の移動も全く問題なく到着しました。

スリや盗難に気をつけ、危ない場所に近づかなければ必要以上に心配する必要はなさそうです。

防犯対策をきちんととって、皆さんも楽しいバケーションを!