ルイジアナ州ニューオーリンズを訪れる前に、知人数人から「フランスの街並みが綺麗で、ジャズを聴けるバーがたくさんあるフレンチクウォーターは絶対行くべき」と聞いて行ってきました。
宿泊先にはフレンチクウォーターから徒歩圏内のインターコンチネンタルを選択。
結果的に「フレンチクウォーターは私たち夫婦には騒がしすぎる」という結論に至ったので、少し離れた場所にあるインターコンチネンタルを選んで正解だったわけですが、その理由とともにフレンチクウォーター観光について綴っていきます。
良い部分も悪い部分も書くので、ニューオーリンズ観光の参考になれば幸いです。
フレンチ・クウォーター見どころ
フレンチ クオーター(French Quarter)はニューオーリンズの歴史的中心部として人気の観光地です。
- ジャズクラブやバー・レストランが立ち並ぶ「バーボン・ストリート」
- グルメ料理や地元の民芸品が並ぶ「フレンチ・マーケット」
- セント・ルイス大聖堂(St. Louis Cathedral)の前で芸を披露するストリートパフォーマーで賑わう「ジャクソン・スクウェア(Jackson Square)」
なんかが有名です。
鋳鉄製のバルコニー
フレンチクウォーターはアメリカっぽくない街並みが可愛いです。
特に鋳鉄製のレールが美しいバルコニー が特徴的。
でもね、この写真を見るとお分かりかと思いますが、若干外壁の汚れが目立ちます・・・(古い建物はこれが普通???)
Street Car (ストリート・カー)
フレンチクウォーター近辺にはこんな可愛いストリート・カー(RTA – Streetcars)が走っていて、観光客にも人気のようです。
2019年9月現在の運賃は1.25ドルとかなりリーズナブルな印象。
フレンチクウォーターはこじんまりとしていて楽に歩き回ることは可能ですが、記念にストリートカーに乗ってみるのも楽しいかもしれません。(私たち夫婦は歩く方が好きなため乗らずじまい・・・)
夜も運行してます。
が、一人で乗るのは避けた方がいいかと・・・。
路線は5つあり色んなエリアを網羅しているので、興味のある方は自分の行きたい場所まで走っているか、公式ホームページで調べてみてください。
- Canal Streetcar – Cemeteries
- Canal Streetcar – City Park/Museum
- Rampart-St.Claude Streetcar
- Riverfront Streetcar
- St. Charles Streetcar
Bourbon Street (バーボン・ストリート)
バーボン・ストリートはバーやレストランが立ち並ぶ、フレンチクウォーターの中でもかなり活気のある通りで、まだ明るいというのにこの人混み。
アメリカの多くの地域では公道でのアルコール摂取は規制されていますが、フレンチ・クオーターにはアルコール飲料規制が存在しないため、アルコールを飲みながら歩いている観光客が多く見られます。
私たちはここでの人の多さにギブアップして、「フレンチクウォーターは歩いているだけで疲れる」という印象だけが残ってしまいました・・・。
ついでに言うと、そこら中がゴミだらけで不衛生な感じも否めません。
どんちゃん騒ぎが好きな人には楽しい場所なのかもしれませんが、シラフで夕方から夜にかけて歩くのはちょっと辛いかも・・・。
Jackson Square(ジャクソン・スクウェア)
こちらは「ジャクソン・スクウェア(Jackson Square)」。
ジャクソン・スクウェアの前に位置するセント・ルイス大聖堂(St. Louis Cathedral)は、1727年に建設された北米最古の大聖堂でそうです。
この付近ではストリートパフォーマーが何人かいて賑わっていました。すぐ近くには有名なドーナツのお店「CAFE DU MONTE (カフェ デュ モンド)」があります。
素敵な広場なのに、物乞いが近くをウロウロしていてとても残念でした。
French Market(フレンチ・マーケット)
こちらは1791年に設立されたアメリカ最古の市場「フレンチマーケット」。
フレンチクウォーターの一角にあり、レストランやバー、お土産物屋さんなど様々なお店が出店しています。
かなり値段設定が高めのフレンチクウォーター。
このフレンチマーケットは比較的安いと聞いて行ったのですが、残念ながらここも観光地価格でした。(値段が安い場合、量がかなり少なめだった)
ニューオーリンズといえばケイジャン・スパイス、ということでスパイス専門店がありました。
お土産を買うには良いかもしれません。
Woldenberg Park(ウォールデンバーグ・パーク)
こちらはミシシッピ川沿いに散歩ができる「Woldenberg Riverfront Park(ウォールデンバーグ・パーク)」。
フレンチクウォーターからは歩いてすぐですが、人通りは少なく、フレンチクウォーターの活気に疲れたら休憩するのにぴったりです。
どこか横浜の山下公園のような雰囲気ではないですか?
(山下公園の方がずっと素敵だけれど・・・)
ここからミシシッピ川クルーズを楽しめる「蒸気船ナッチェス号(Steamboat Natchez)」が出港しています。
私たち夫婦は参加しませんでしたが、「ニューオーリンズに来たなら、ニューオーリンズらしいことをしなければ!」という熱意がある方はジャズを聴きながらゆったりミシシッピ川を遊覧するのもいいのではないでしょうか。
アウトレットモール・リバーウォーク
ミシシッピ川沿いには「The Outlet Collection at Riverwalk(アウトレット・コレクション・リバーウォーク)」というアウトレットモールがあります。
こちらもフレンチクウォーターに比べたら観光客は少なめですが、その分ゆっくり買い物できるかも?
ニューオーリンズの夏は暑いので、ここで涼むのも可。
この中にはドーナッツで有名な「CAFE DU MONTE (カフェ デュ モンド)」も入っているので、本店で暑い中並びたくない!と言う人はこちらで食べて帰りましょう。
(雰囲気は全く違うけど・・・)
行かない方がいいドラッグストア
ニューオーリンズの夏は気温も湿度もかなり高く、日本並みの暑さです。
水分補給にお水を買おうと、カナルストリートにあるドラッグストア3軒(CVSとWalgreens)に入ったのですが、どこも「強盗にあった?」みたいな品揃えやスカスカの陳列で怖さを覚えました。
特に「801 Canal St, New Orleans, LA 70112」のWalgreensは異臭も放っていたので、できるだけ行くのは避けた方がいいです。
フレンチクウォーター周辺はパトカーをかなり多く見かけたので、心配するほどでもないのかもしれませんが、アメリカ生活10年以上の私たちが「なんかやばそう」とすぐ店を出るくらいの異様な雰囲気だったので入るのならお気をつけて・・・。
まとめ
フレンチクウォーターは可愛らしい景観で活気もあって、観光客に人気なのも頷けるという一方で、私の想像以上に街自体が汚くて、そして物乞いが多かったです。
ストリート・パフォーマーも、質の良いパフォーマーもいれば悪いパフォーマーもいて、全体的にガラの悪い雰囲気だと感じました。
そしてパフォーマーの一部はやたらとお金をせびったり、物乞いも異様にアグレッシブで驚きました。
お酒やパーティーが好きな方には多分楽しい観光スポットですが、そうでない方にはオススメしないかも・・・・
行って良かったとは思いますが、私たちはフレンチクウォーターでは人混みに疲れてジャズも聴かずに帰ってきました(笑)
それよりも「第二次世界大戦ミュージアム」と「沼地ツアー」の方がオススメです。