テキサス州ではビールに代わってグルテン・フリーのサイダーが人気急上昇中のよう。
ということでダラス・フォートワースエリアにもサイダーのテイスティング・ルームが増えています。
こちらの記事(↑)ではダラス・ディープエラムにあるサイダー「トリニティー・サイダー(Trynity Cider)」をご紹介しましたが、あんまり美味しくなかったんですよね(笑)
なので今回行った「ビショップ・サイダー」も実はあんまり期待していなかったんですが、予想に反して美味しかった上にユニークで面白いブランドなので今回ご紹介したいと思います。
ビショップ・サイダー(Bishop Cider)基本情報
ビショップ・サイダーはオシャレで人気のエリア「ビショップ・アーツ・ディストリクト」に2014年5月にオープン。
「テキサスのサイダーは甘ったるくて人工的な味がしてまずい!
こりゃ自分でサイダー作っちゃおう!」
とオーナーが自宅でサイダーを作り始めたことがきっかけで創設されたサイダーメイカーです。
砂糖やフルクトース・シロップ、はちみつ等加えずに作られていて、グルテン・フリー、ビーガンなサイダー。
「ビショップ・アーツ・ディストリクト」の店舗は現在ではテイスティング・ルームとなり、2015年以降はダラス・デザイン・ディストリクトの広い倉庫でサイダーは生産されています。
ビショップ・サイダー(Bishop Cider)テイスティング・ルーム | |
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住所 | 509 N Bishop Ave, Dallas, TX 75208 |
営業時間 | 月〜木曜日:17時00分~22時00分 金・土曜日:12時00分~0時00分 日曜日:12時00分~18時00分 |
ホームページ | https://www.bishopcider.com/tasting-room |
マップ |
缶のデザインとキャッチコピーが面白い
ビショップ・サイダーはテキサス州では普通のスーパーマーケットでも購入できますが、缶のデザインが面白いんです。
たとえばこちら、クランベリーとブラックベリーのサイダー「クラック・ベリー」。
クラック(Crack)とは「ひび割れ」とか「亀裂」という意味ですが、「クラック・ベリー」は昔流行ったブラックベリーという携帯電話の通称でもあったみたいです。
そして当時はこのブラックベリーでメールやショートメッセージを頻繁に行う人が続出し、クラック(Crack)の別の意味、コカインのように中毒性があることから「クラック・ベリー」と呼ばれたそう。
つまりこのブラックベリーのように、中毒性のあるおいしさ!という意味でこのサイダーはクラック・ベリーと名付けられたんでしょうか。
面白いのが、缶の下の方に小さく
「クラック(コカイン)は含まれておりません」
という注釈が(笑)
・・・当たり前!!
パイン(Pine)とはパイナップルの略称でもあるのですが、「Pine for」で切望するという意味になります。
なので「The apple cider you’ll pine for」というキャッチコピーは「このアップルサイダーを飲んだらやみつきになるよ!」みたいな意訳になりますが、パイナップルと掛け言葉になってます。
缶の上には「Closer than Hawaii (ハワイより近い)」とあります。
パイナップルはハワイの名産ですからね。ハワイに行きたくなったらこれ飲んどけってことでしょうか(笑)
ついでにこれも下に小さく
「パイン(松)は含まれておりません。(does not contain pine)」
と注釈があります(笑)
これはスターウォーズファンにしか分かりませんが、シスを表す「Dark Side (ダークサイド)」を文字った「Dark Cide」。
ブラック・カラントが入ってるのでちょっと酸味があります。
缶の下にある表記はスターウォーズの有名なフレーズ
「May the Force be with you(フォースが共にあらんことを)」
を文字って
「May the tart be with you(酸味が共にあらんことを)」
と遊び心いっぱい。
そして缶の上には
「Pew Pew! Pew Pew Pew!(ピューピュー!ピューピューピュー!)」
とオタクっぽい戦闘の効果音が(笑)
オタクな私の夫は面白がってこれ買ってました。。。
ビショップ・サイダー テイスティング・ルーム
そんな楽しいビショップ・サイダーを飲むことができる、テイスティング・ルームに行ってきました。
場所はダラス・ダウンタウンより南にある「ビショップ・アーツ・ディストリクト」にあります。
店内は広くはないですが、カウンター席とテーブル席があります。
メニューはもちろんビショップ・サイダーのサイダーが主なのですが、なぜかワインもありました。
色んな味を楽しめるフライトもあるのですが、私たちは2種類のサイダーをオーダー。
1杯6ドルでした。
(8種類全てを少しずつ試飲するなら18ドル。)
ここでは6パックも売っているのですが、スーパーで買うよりもお得に購入できるからか5ケースくらい大人買いしている人がいました(笑)
最後に
ビショップ・サイダーは色んな種類がある上に季節限定品もあるので、気になる方はテイスティング・ルームで試してから購入するのもいいかと思います。
缶のデザインが面白いので、そちらも是非チェックしてみてください。