美容・コスメ【USA】ハワイ州マウイ

ハワイでも使えるサンゴ(環境)に優しい日焼け止め<Reef Safe>

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2021年1月からハワイではサンゴなどの海洋生態系に有害な日焼け止めの販売が禁止となりました。

環境に良くない日焼け止めをハワイへ持ち込んで使用しても2021年8月現在特に罰則などはありませんが、サンゴ保護のためにも「Reef Safe」な日焼け止めを使うようにしましょう。

 

Beginning January 1, 2021, bans the sale, offer of sale, or distribution in the State of any sunscreen that contains oxybenzone or octinoxate, or both, without a prescription issued by a licensed healthcare provider to preserve marine ecosystems. (CD1)

引用「https://www.capitol.hawaii.gov/

 

サンゴに有害な日焼け止めの成分

出典「https://oceanservice.noaa.gov/」

日焼け止めに含まれる有害成分はサンゴの白化や死を引き起こすだけでなく、緑藻類の成長を妨げたり、貝・ウニ・魚の生殖に影響が出たりと、様々な海洋生物に悪影響を及ぼすと言われています。

 

現在サンゴなどの海洋生態系に有害とされ、ハワイで禁止されている有害成分は以下の2つです。

  • オキシベンゾン(Oxybenzone)
  • オクチノキサート(Octinoxate)

 

2021年9月現在ハワイでの販売が「禁止」とされているのはこの2つの化学物質が入ったものだけですが、NOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration :アメリカ海洋大気庁 )によると以下の成分も海洋生態系に有害だとしています。

 

  • Benzophenone
  • OD-PABA
  • 4-Methylbenzylidene camphor
  • 3-Benzylidene camphor
  • Octocrylene

また、Zinc oxide(酸化亜鉛)やTitanium dioxide(酸化チタン)が含まれるミネラルベースの日焼け止めはサンゴに無害と言われていますが、ナノ粒子だとサンゴに有害となるので避けましょう。

 

 

ハワイでも販売されている日焼け止め

写真は2021年8月に実際にハワイで販売されていた日焼け止めですが、普通のスーパーマーケットやドラッグストアでよく見かける日焼け止めを一部ご紹介いたします。

 

  • Banana Boat Sport Ultra, Reef Friendly
  • Banana Boat Light As Air, Reef Friendly
  • Neutrogena Ultra Sheer Dry-Touch Sunscreen Lotion
  • Hawaiian Tropic Island Tanning Reef Friendly Lotion Sunscreen

 


 

「Reef Safe」とか「Reef Friendly」と記載があっても、これらはオキシベンゾン(Oxybenzone)とオクチノキサート(Octinoxate)が含まれていないだけで必ずしも海洋生態系に無害なわけではないのですが、とりあえずハワイでもまだ購入はできました。

 

 

ちなみにマウイ島のショップでは見かけなかったのですが、こちらは私たちが事前に購入してハワイへ持っていった日焼け止め「Alba Botanica」です。

「No oxybenzone, octinoxate 」と下の方に記載があります。

 


 

 

ちなみに「アメリカ在住10年の私がおすすめする【顔用日焼け止め】6選」でご紹介した以下の顔用日焼け止めも、オキシベンゾン(Oxybenzone)とオクチノキサート(Octinoxate)は含まれてないです。

 

Supergoop! PLAY Everyday Lotion, 2.4 oz – SPF 50 PA++++ Reef-Safe

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アメリカ在住10年の私がおすすめする【顔用日焼け止め】6選
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Reef Safe / Reef Friendlyな日焼け止め

海洋生態系に完全に安全だと科学的に証明された日焼け止めは2021年9月現在ありませんが、少なくとも以下の2点に注意して購入した方がよさそうです。

 

  • オキシベンゾン(Oxybenzone)とオクチノキサート(Octinoxate)を避ける
  • ナノ粒子でないZinc oxide(酸化亜鉛)、Titanium dioxide(酸化チタン)を使用しているものを選ぶ

 

以下がAmazonで購入できる、環境にも人体にも比較的安全な日焼け止めをご紹介します。(*購入の際は成分表を確認してください)

 

Thinksport SPF 50+ Mineral Sunscreen

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Badger – SPF 40 Clear Zinc Sport Sunscreen


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Raw Elements Face and Body Certified Natural Sunscreen


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All Good Sport Face & Body Sunscreen Lotion – UVA/UVB Broad Spectrum SPF 50+


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Sun Bum Mineral SPF 50 Sunscreen Lotion | Vegan and Reef Friendly


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その他サンゴにも人体にも優しい日焼け防止方法

完全に環境や肌に無害だと科学的に証明された日焼け止めは存在しないので、日焼け止めの使用量を減らすのことも重要です。

服・帽子・パラソルを活用する

水着の上からTシャツやカバーアップを着用する人は多いと思いますが、私たちは水着も長袖のものに変えました。

日焼け止めを塗る量がかなり減って、環境にも肌にも優しいのでオススメです。

 


 

いつかビーチではスキューバ・スーツの使用が義務付けられる日がくるかもしれませんね。

 

日陰で休む

日差しの強い午前10時から午後2時の間はそもそもビーチで泳がず、日陰で休むことをNOAAは推奨しています。

午前10時までに思いっきりビーチで泳いで、その後はのんびりお昼寝というのもいいですね。

 

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最後に

海洋生物にも人体にも完全に無害という日焼け止めというものは存在しませんが、少なくとも最も有害だとされている化学物質の使用を避け、日焼け止めの使用量を減らすことで環境への悪影響を少しでも減らしたいですね。