私がアメリカに移住した時、日本にいくらかお金を残してきたんですよ。
10年経った今もまだ日本の銀行口座に眠っている私のお金、この10年間全く増えてません。
これは日本に置いておくよりもアメリカで資産運営でもした方が賢明かな、と海外送金をしてみることに。
ネットで調べて評判が良かったのが、安くて早く海外送金ができるトランスファーワイズ(TransferWise)。
簡単に利用できそう!と思って登録してみたら意外と(ほんのちょっとだけ)手こずったので、同じような状況の方の参考になるかもしれないので登録方法について説明したいと思います。
トランスファーワイズを利用する際必要なこと・もの
送金先(自分)の銀行のアカウント情報
実家の住所に暗証番号が届くよう手配
マイナンバー取得(*2019年3月現在まだ無くても送金できます)
日本から海外へ送金するためには日本の住所確認が必要となります。
トランスファーワイズから日本の住所に手紙が届き、それに記載のある4桁のアクティベーションコードを入力する必要があるので日本に住む家族の協力が必要となります。
2019年3月現在、マイナンバーはなくても海外送金できました。
トランスファーワイズ海外送金方法
TransferWiseにサインアップする
TransferWiseのサイトから登録を行います。
私はGoogleのアカウントを持っているので「Continue with Google」から進みました。
送金したい金額と通貨を入力
私は日本円からアメリカドルを選択。
後でキャンセル可能なので適当な額でも大丈夫。
「10万円以上海外送金する場合マイナンバーが必要です」とありますが、無視してContinueで大丈夫です。
その後個人用かビジネス用か聞かれますが、私は「Personal」を選びました。
本人情報を入力
海外でも日本と同じ名前を使用している場合は普通に入力していってください。
私は夫(アメリカ人)と結婚した時、日本では名字を変更せずにパスポートに夫の名字を括弧書きで追加したんです。
例としてはこんな感じ
日本の戸籍:Hanako Suzuki
パスポート:Hanako Suzuki (Smith)
米国で使用する名前(グリーンカード):Hanako Suzuki Smith
TransferWiseに登録する際、本人確認のためにパスポートを提出する予定だったため、パスポートと一致する名前を入力する必要がありました。
なので私が入力した名前は「Hanako Suzuki (Smith)」。
カタカナでは「ハナコ スズキ スミス」。
住所は日本の住所を入力します。
アメリカの住所かと思って入力したら、「日本国内の住所をお書きなさい」と次へ進めませんでしたのでここは日本の住所(実家)を入力しました。
トランスファーワイズからアクティベーションコードの載ったレターがこの住所に届けられます。
送金先の情報入力
私は自分宛てへの送金となるので送金先に「Myself」を選びました。
送金したいアメリカの銀行口座の情報を入力します。
身分証明書をアップロードする
ここからが本人確認のためのプロセスです。
「Start Verification」 をクリックして進みます。
「マイナンバーカード」「マイナンバー通知カード」「マイナンバーの記載のある住民票」から選べますが、私はどれも持っていなかったため「Don’t have any of these」をクリック。
現在日本に居住していますか?と質問は「No」。
現在日本国外に居住している場合はマイナンバー提出の必要はないが、日本円で海外送金する場合は日本の住所確認が必要とあるという記載。
「現在日本に居住していません」という宣誓のため「Accept」を選びます。
アップロードする身分証明書を「日本の運転免許証」「日本のパスポート」「住基カード」から選びます。
私はパスポートを選択しました。
顔写真の載っているページと住所(手書き)の載っているページをそれぞれアップロード。
日本の住所が合っているか確認して「Continue」。
アクティベーションコードの載ったレターが2〜4日程度で届きます。
送金目的を選ぶ
送金目的を選びます。
私は「Transfer of Own Savings(個人の貯金を送金)」を選びました。
送金内容を確認する
送金内容に間違いがなければ「Confirm and continue」をクリック。
利用規約に同意する
利用規約に目を通し、「I have read and agree to the Terms of Use」をクリックして「Confirm」。
支払い方法を選ぶ
日本から海外の銀行口座へは銀行振込でしか送金できません。
海外在住者はオンラインバンキングしか手はなさそうです。
身分確認・住所確認の前でも一度だけ送金は可能なようですが、私は確認が済んでからにしようと思い、「I will transfer my money later」を選びました。
ただし、後で送金する時はこの時の為替レートは使えなくなりますので注意が必要です。
トランスファーワイズへの送金を完了させる
アクティベーションコードの載ったレターが2日ほどで実家に届きましたので、4桁のコードを入力し、アクティベートしてからトランスファーワイズへの送金を完了させました。
私はオンラインバンキングをしていない口座から振り込みをしたかったため、日本一時帰国の際にATMでの振込を選択。
依頼人名の後にPから始まるReference番号を忘れずに入力しましょう!
パスポートの名前に括弧書きがある場合の追加必要書類
送金準備ができた時点で気が付いたのですが、日本の自分の銀行口座からアメリカの口座へ送金する場合、登録名(パスポート名)とアカウントの名義人が一致してないといけないこと。
名義の異なる銀行口座およびカードはご利用頂けません。
弊社へご入金頂く際、ご利用頂く銀行口座またはカードの名義人は、必ず弊社へご登録頂いた名義人と一致する口座またはカードをご利用ください。
異名義での入金が行われた場合、返金とさせて頂きます。引用「トランスファーワイズ」
日本の戸籍:Hanako Suzuki
パスポート:Hanako Suzuki (Smith)
米国で使用する名前(グリーンカード):Hanako Suzuki Smith
私のトランスファーワイズの登録名はパスポートと同じ「Hanako Suzuki (Smith)」、そして日本の銀行口座は「Hanako Suzuki」なので完全一致していません。
「振込できないのでは・・・」と不安になったためトランスファーワイズにメールで問い合わせしてみました。
すると
「Marriage Certificate (結婚証明書)を提出して!」
と返事が来たのですぐに追加でアップロード。
ついでに外国人と結婚したという情報の記載のある戸籍謄本のコピーも提出しました。
すると24時間以内に「Verified」したよ!のメールが届き、レターを発送したとの連絡もきました。
2日ほどで無事実家の住所にレターが届きましたので、4桁のアクティベーションコードを入力してアクティベート完了。
着金まで問題なくできました。
海外送金までのタイムライン
私の場合は名義人の件で問い合わせをしたため本人確認までが長く2日かかりましたが、振込をしてからは約2日で送金が完了しました。
まとめ
私のようなケースでも海外送金は簡単にできました。
日本に住む家族の協力が必要ですが、銀行を利用するよりずっと安い手数料で海外送金できたので大満足です。