私たちがニューヨークを発つ日、ラガーディア空港は午後からほとんどのフライトがキャンセル・遅延となっていました。
私たちは夜の便に乗る予定だったのですが、ホテルをチェックアウトして空港へ向かう頃になって、利用航空会社のサウスウェスト航空から
「あなたのフライトは2時間の遅延です。ごめんね。」
という連絡が携帯メールにきました。
ニューヨーク観光時間を延長してもよかったのですが、マンハッタンのラッシュアワーとかぶると移動が辛くなると思い、予定通りにラガーディア空港に到着。
(自分たちがフライトに遅れるとシャレにならないしね)
しかしその後2時間の遅延は2時間半となり、最終的に3時間半遅れで飛行機は到着。
私たちの便だけではなく、フライトスケジュール一覧を見ると見事なまでにほとんどの便が遅延、または欠航となっていました。
空港で過ごした時間は計7時間以上と、心身ともに疲れた1日となりましたが、欠航にならなかっただけよしとします・・・。
ラガーディア空港は全米ワースト1位
ニューヨーク近辺には「ニューアーク・リバティー国際空港」、「ジョン・F・ケネディ国際空港」、「ラガーディア空港」の3つの空港がありますが、Forbs Japanによると全米ワーストトップ3をこの3空港が独占。
米国内空港ランキング ワースト5
26. デトロイト・メトロポリタン空港(ミシガン州)
27. シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ市)
28. ニューアーク・リバティー国際空港(ニュージャージー州)
29. ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク市)
30. ラガーディア空港(ニューヨーク市)
アメリカの人気旅行ブロガー(The Points Guy)が独自にランキングしたものらしいのですが、ラガーディア空港がワースト1位となっています。
理由はフライトの遅延率と欠航率が最も高いということ。
ただし、この記事は2016年のものと少し古いので、2019年のランキングも見てみましょう。
こちらの記事(英語)でも、ラガーディア空港はワースト1位に選ばれています。
理由はやっぱり遅延率の高さ。2018年の到着遅延率は23%、離陸遅延率は20%だったそうですよ。
他のどのサイトのランキングを見てもだいたい似たような結果だったので、ニューヨークの遅延率はかなり有名なようですね。
元パイロットに聞くニューヨークの空港事情
知人の元パイロットに話を聞いたことがあるのですが、パイロットの視点からもニューヨークの空港は最悪だそうです。
特にエアートラフィックコントロール(航空交通管制)がかなり厳しく、離陸・着陸のOKが出るまで毎回かなり待たされるのだそうです。
ニューヨークは飛行機の出入りも多いですし、安全のためなら仕方ないとは思いますが、待たされるのは乗客だけではないという事ですね。
他にもこんな記事「13 Airports Pilots Hate Flying Into」を見つけました。
これもあるパイロットによる意見ですが、こんな理由でニューヨークの空港は嫌われているようです。
- 混雑しすぎ
- 食べ物はまずく、異常なまでに高額。
- 空港自体が古い
- 離陸も着陸も常に遅延
- エアートラフィックコントロール(航空交通管制)からの指示がめちゃくちゃ。
やっぱり乗客だけではなく、飛行機を飛ばすパイロット側もニューヨークの空港にはうんざりなようです。
ラガーディア空港 ターミナルB
数年前まではラガーディア空港は建物自体が古く、ワースト1位に選ばれてしまう要因でもあったようなのですが、このターミナルBは2018年12月に一部改修が完了し、全体としての改修は2022年改修完了予定だそうです。
どうりで綺麗だったはずです。最近新しくなったばかりだったんですね。
(老朽化したままのターミナルで7時間も待つのはもっと苦痛だったかも・・・)
シェイク・シャック(Shake Shack)でディナー
ラガーディア空港での遅延で7時間も空港で待つ羽目になったわけですが、唯一助かったのが、ターミナルBに「シェイク・シャック」があったこと。
私たちは特にシェイク・シャックが好きなわけではないのですが、マクドナルドとかに比べたら美味しくて、値段も空港のレストランにしてはお手頃なんですよね。
*他のレストランは公式サイトで確認してみてください。
遅延のおかげで自分たちのフライトまで時間もあるし、腹ペコだったのでシェイク・シャックで夕食をとることに。
普段だったら絶対食べない、こってり系のバーガーです(笑)
- Smoke Shack (ダブルミート) $11.19
- Chick’n Shack $7.79
- Fry $3.39
全て込みで2人で23ドル程度だったら空港にしては安いですよね?
この時すでに夜の9時過ぎです。
夫から聞いたのですが、空港内のレストランは最後のフライトのボーディングが終わるまでお店を営業してなくてはいけないのだとか。(空港によるとは思いますが)
ここのシェイク・シャックの営業時間は午前6時から午後10時までですが、この日の最後のフライトは午前12時過ぎでした。
ほんとにそんな遅くまで営業していたんでしょうか・・・(スタッフの方、気の毒に)。
空港で飲み物代を節約する方法
昔ながらのウォータークーラーではなく、最近はこういうタイプの給水機が設置されている空港が多いので、見かけたらいつでも給水できるよう空のペットボトルを持っていくようにしています。
昔のウォータークーラーは衛生的にちょっと・・・って感じでしたけど、これなら安心。
だいたいお手洗いの隣に設置してあります。
今回は宿泊ホテルから空のペットボトルを持ってきていたので、ここで給水。
空港にいた7時間、いちいち飲み物を購入していたら高くついてしまうとこだったので助かりました。
地味に節約節約。
いつも以上に迅速だったサウスウェスト航空
私たちの乗る飛行機は予定時刻の3時間半遅れで到着。
サウスウェスト航空のスタッフは、自身も早くシフトを終わらせたいためか(笑)いつも以上にテキパキと乗客を飛行機に詰め込みます。
「できるだけ早く離陸できるようにみんな協力してねー」
とフレンドリーに乗客に呼びかけ、「過去最速じゃないか?」というくらいの迅速さでボーディングから離陸まで進みました。
(気がついたら全員着席して、離陸準備に入ってた)
まとめ
ニューヨークの遅延率は有名なようなので、最初から遅延する心構えでいた方がいいかもしれませんね。
ターミナルBは新しくなっていて比較的快適だったわけですが、それでも7時間も待つのは疲れました・・・。
もしまたニューヨークに行く機会があれば、次は遅延の確率は低いかと思われる早朝の便を予約しようと思います。