日本に住んでいたら普通にもらえるマイナンバー(個人番号)。
ところが海外に居住している(住民票を抜いている)人は日本人でもマイナンバーは発行されません。最初は使うこともないだろうと思っていたのですが、現在利用している日本の銀行のサービスもいつマイナンバー登録が必要になるか分かりません。
また、現在はマイナンバーなしでも海外送金が可能な「トランスファーワイズ 」も、もしかしたら今後はマイナンバー登録が義務付けられるかもしれません。
ということで日本一時帰国した際についでにささっとマイナンバーを取得してきましたので、その時の体験記です。
マイナンバー(個人番号)とは
マイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての方(外国人の方も含まれます。)が持つ12桁の番号です。
※原則として生涯同じ番号を使っていただき、マイナンバーが漏えいして不正に用いられるおそれがあると認められる場合を除いて、自由に変更することはできません。引用「内閣府ホームページ」
海外在住者がマイナンバーが必要になるのは、銀行や証券会社にマイナンバー登録を求められた場合が主だと思います。
まだマイナンバーの提出なしでも利用できる金融機関はあるようですが、それも数年以内に変わる可能性が大きいです。
今後マイナンバーが必要になりそうな方は、日本に一時帰国に取得しておくのも手かもしれません。
ちなみに日本に住む友達にマイナンバーの話をしたら、「私マイナンバーなんて使ったことないけど?」とみんな口を合わせて言います。
日本在住の人はマイナンバー必要ないの???
職場とかで提出しないんでしょうか・・・(一度提出したらそれっきりだから忘れているとか?)
とりあえず日本の友達には私がなぜマイナンバーが必要なのか不思議がられました。
日本一時帰国中にマイナンバーを発行する方法
- 転入届を提出
- パスポートにて入国日のチェック
- マイナンバーの記載された住民票を入手(300円)
- 後日、転出届を提出(住民票を抜く)
- 通知カードが2週間ほどで実家に送られる
私の場合はこんな感じでマイナンバーを取得できました。所要時間は1時間ほどでほとんどが待ち時間です。
転入届の際に必要な書類・もの
私の場合は本籍地のある役所に行ったため、パスポートだけで転入届が受理されました。
印鑑すら必要ではなかったです。(「印鑑必要ですか?」と聞いたら「いえ、大丈夫ですよ〜」と言われた)
ただし、入国日のスタンプは必要なので必ず入国時に押印してもらってください。
本籍地ではない役所の場合は戸籍謄本や他の書類も必要になるかもしれませんので、帰国前に役所に確認することをおすすめします。
マイナンバーをすぐに確認する方法
住民票の「個人番号」の欄に12桁の番号が記載されていますので、マイナンバーをすぐに確認したい場合は、住民票を発行します。
私の行った役所の場合は300円で発行してくれました。
通知カードについて
役所の方の話によると、通知カード(ぺらぺらの紙)が1ヶ月ほどで届くとのこと。私は2週間後にアメリカに戻る予定だったので、転出届を提出したら発送を止められるか聞いてみたところ、
「通知カードの発送はここからではなく東京になるので、多分発送されちゃうと思います。」
とのことでした。
ただし実家の家族が受け取っても問題はなく、実際に母が問題なく受理してくれました。
私の利用している銀行は個人番号の入力だけで紐付け完了したので、通知カードやマイナンバーカードは必要ありませんでした。
転出届の提出とマイナンバー失効
転入届を提出したその日に転出届も提出できるかと聞いてみたところ、「それはちょっと・・・日をあけてもらえますか?」と言われたので一週間後に再度出向いて転出届だけ提出しました。
役所によっては当日でも受け付けてくれるところや、または二週間という短期滞在の場合は転入届すら受け付けてくれないところもあると聞きます。
必ず帰国前にご自分の役所に確認してみてくださいね。
本来ならこの転出届を提出する(住民票を抜く)際に「通知カード」は返納する義務があるようなのですが、カードが届くのが多分出国後になると相談したら、「じゃあ大事に保管しておいてください」とユルイ回答でした。
今回私が取得したマイナンバーは日本出国と同時に失効しています。(日本入国時にまた復活させる)
ですが2018年5月25日の朝日新聞(デジタル版)の記事によると、海外に住む日本人もマイナンバーカードを使えるようになる可能性があります。
いつになるとの明記がないので実現するのかどうかも分かりませんが、海外在住の日本人もそのままマイナンバーを使い続けられるようになれば有難いですね。